日本の多くの地域では、空き家の増加、交通問題、災害の大規模化など、「都市を維持していくこと」そのものが大きな社会課題となっています。これらは、単一の施策や一時的な補助金では解決できず、都市の成り立ちや地域の経済活動などが複雑に絡み合う構造的な課題です。
一方で、地域には、地域を熟知した地域事業者、金融機関、各種団体などが日常的な経済活動を行っており、そこには技術、資本、ノウハウといった多様な地域資源が存在しています。
これらを地域再生の目的と結びつけ、「地域の魅力向上と地域経済活動の連携」という正の循環をつくる鍵が、PPP(Public Private Partnership)です。PPPは単なる民営化や業務委託ではなく、産官学が同じテーブルにつき、「都市の未来のつくり方」そのものを再設計していく営みです。
本センターは、都市を維持・更新していくための課題を、産官学が共に取り組む社会実装のテーマとして捉え直し、公民連携に不可欠な知識と手法を、「実際の地域」を舞台に学び、試し、実行し、“都市を再生する技術”を社会に実装していくことを目的に設置します。

